季節の花、依頼品が完成しました。
花の絵の依頼は技術を磨く勉強の場になります。ありがたいことです。
今回は初めて描く花なので形になるかドキドキでした。
そうそう下絵を描いて部屋の隅に飾り、絵にどうなりたいか話しかける作業はとても楽しいです。
(こういう事をいっていると旦那殿にまた不思議ちゃん呼ばわりされてしまいますが)
物の声を聴く作業が好きなのです。
茶道でお茶を点てる時も、薄茶に「どうなりたい?」と心の中で聴きます。
心が静まっていない状態で聴くと上手くは聴けず、薄茶はよくたってはくれません。
しっかり聴けたと思う時は綺麗にたってくれます。
こういう物との交わりが好きで茶道や、絵、小物づくりをやめられずに続けています。
まあ、自己満足だろと言われてしまえばそれまでなんですが(笑)
それでも自分にとっては好きな作業で続けていたいことです。
目標は自分の表現したいことを表現できるだけの技術を身に着けること。
そのためにはいただいた依頼に向き合って、その時のベストで描きつづけていきたいです。
さて今回は今まで描いてきた花の色の使い方について自分の中のまとめを描きたいと思います。
大学は美術とは全く関係のないところを出たので専門的なことではありません、あしからず。
当たり前に思われる方はごめんなさい、また違うだろと思う方もごめんなさい。
自分メモで他の方の役に立てば良いと思います。
・葉の濃淡を出したいときは、黒は混ぜない。
黒ではなく こげ茶色を混ぜるとより葉に近い色になります。
・白を描くときはベースに水色か薄緑(黄緑ではなくて薄めた緑)を塗って色を重ねるといい。
・黄色を描くときはベースにもちろん薄黄色。濃淡に少しだけ薄緑を入れたものを重ねて、その上にまた黄色を乗せるといい。
・木目を描くときには大きなへら状の筆で一気に描き、木目のフシも大きなへら筆で渦巻きを描いて更に上から薄めた茶色の乗せるといいです。
以上、今まで水彩画で花を描いてきた時の注意してきた点のまとめでした。
非常にひねくれた性格をしているもんで人に習うのが苦手という、ちょっといけない人間でございます。
私に指導して下さる茶道の先生が本当すごいんだわ。うん。
絵も習うのが苦手で美術館に行って本物の絵の描き方を見たり、NHKの番組を見たりして勉強しています。
”自分の表現したいもの”に関しては本当に譲らないもんだから、しょうがない頑固者でございます。
きっと習うことが出来たらもっと違った上手くなり方があったんでしょうが、これが私。しかたがないもんで。
これからも精進精進。
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